教育方針
教育方針
幼稚園は、小さなお子様にとっても保護者の方にとっても初めての社会的集団生活の第一歩です。大地から芽を出したばかりの子どもたちには、質の良い環境の中で、たくましく心豊かに育ってほしいと願っています。カトレア幼稚園では、この大切な幼児期に必要なバランスのとれた教育活動をしています。そのベースは、発達心理学者ピアジェの理論を生かした「創造的教育」です。
ピアジェ理論は幼児教育の基礎理論です。ピアジェ博士(Jean Piaget 1896~1980)はスイスの心理学者で、いろいろな実験を通して0歳から15歳までの知能の発育段階を世界で初めて科学的に明らかにし、体系化しました。その理論は現代の幼児教育の重要な基礎理論となっています。1970年以降世界的に「教える教育から子ども自身が考える教育へ」、「詰め込み教育から創造的教育へ」と転換されたのもピアジェ理論がもとになっています。
園長は日本ピアジェ会の副会長を務めております。私たちは「ピアジェ理論」を保育に活かし、お子様一人ひとり「自分で考える力」を育てています。小学校では「覚える教育」から「自分で考える教育」に変わりつつあります。この考え方は、当園が40年以上前から実践し続けている教育方法です。
揺れ動く教育界の中で、当園では一貫した教育方針を持ち、熱心な職員とともに大切なお子様が健やかに成長できるよう心を配っています。のびやかな表現活動やリトミック、体操、和久ブロック、ICT、お茶、お箏といった当園ならではの様々な活動と、広い園庭での外遊びや絵本の貸し出しなどを通して、お子様の心を育てています。
教育のテーマ
「みんなは一人のために。一人はみんなのために。」
子どもは、大人とは違うものの考え方をしています。
子どもなりの考えを理解し、子ども自身が「発見」や「やりとげる」喜びを味わい、自信を広げてたくましく生きる力を育みます。
- ①お友だちと楽しく遊ぶ
- ②自分で考え表現する
- ③色々なことにチャレンジする
幼稚園生活を通して先生やお友達とかかわり、人と人との豊かなつながりを学びましょう。
多彩なカリキュラム
カトレア幼稚園では、様々な体験を通じて、健康な心と身体を育みます。
リトミック(天野式幼児リトミック)
リズム感と集中力を育てます。担任による毎日の活動と専門講師による指導があります。
体操指導
バランスの取れた強い体をつくりましょう。毎週専門講師による指導があります。心と身体のバランスがとれた成長を促します。
絵本の読み聞かせ・貸出
絵本は、親子の絆を深め子どもの心を豊かにして想像力を育てます。毎週、カトレア文庫の絵本を貸し出しています。
造形指導
さまざまな方法と素材を使って、のびのびと自己表現をします。表現する喜びを味わい、心を豊かにしましょう。
わくわくICTタイム
タブレットを活用した表現活動です。グループワークや発表を通してコミュニケーション力を育みます。
和久ブロック遊び
童具WAKU-BLOCKをつかって、いろいろなものを創ってみましょう。想像力と協調性を育てましょう。
お箏の指導
正座をし、お爪をつけてお箏を弾いてみましょう。和楽器である、お箏のきれいな音を楽しみましょう。
お茶の指導
「おさきに」「どうぞ」ご挨拶も大切ですね。おもてなしをする思いやりの心を育てます。
焼き物
園内に焼き窯があります。テラコッタ(素焼き)のオブジェや写真立てなどを作ります。